LONGINES 分解掃除。
こんばんは、たまごです。
7月に入りました。そろそろお盆休みの計画を立てる時期でしょうか?
先週確認しておりましたセリタのSW200の組立てが完了いたしました。
外装を組み立てまして、完成です。
またランニングテストを行っていきます。
続きまして、こちらのロンジンを分解掃除していきます。
機械はCal.27.Oになります。キャリバーナンバーで検索すると1930年代の個体がでてきました。
長短針は青色でペイントされています。
秒針のみブルースチールそのままの状態でした。腐食などがあったのでしょうか。
機械を見ていきます。
文字盤を外したところです。
カンヌキバネもオシドリバネも本体から距離を感じますね。
テンプを外しました。
ヒゲゼンマイはセンターの寄りと高さ違いがありましたので、後ほど修正する予定です。
アンクル、ガンギ車を外しまして、輪列受けを外したところです。
先日のETAなどと比べると、歯車の並びがシンプルで安心しますね。
そういえばスモールセコンドの時計は懐中時計以来になります。
こちらのコハゼバネも本体から距離を感じます。
裏回りにうつりまして、こちらがリューズ0段の状態です。
ツヅミ車とキチ車がかみ合っているので、キチ車→丸穴車→角穴車と続きゼンマイが巻き上げられます。
こちらがリューズ一段引きの状態です。
ツヅミ車が左にスライドし、小鉄車がかみ合うことで日の裏車→筒カナ筒車と続き時刻の調整が可能です。
今回、ガンギ車とテンプのアガキが大きかったため調整させてもらいました。
どちらも穴石が動かせないタイプのようで、受け自体を押して高さを調整しています。
テンプの受石は裏側から固定するタイプでした。
ヒゲもちのネジは横についているものが多いと思いますが、今回の機械は上から固定するものでした。
ヒゲもちがテンプ受けの台に乗る形なので、ここでの高さ調整は特に想定されてないのでしょうか。
アガキの調整が完了しましたので、ヒゲゼンマイの修正に入っていきます。
上から見て、中心が手前側に寄ってしまっています。
横から見て、巻上げヒゲが右下に傾いてしまっています。
巻上げヒゲの傾きに伴って下段のヒゲも同じように傾いている状態です。
また来週、修正を進めていきます。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。