ETA2842-2 組み立て。
こんばんは、たまごです。
引き続きETA2842-2の組み立てになります。
前回は作成したブッシュを地板にはめたところでストップしていたので、
今回はブッシュの内側を削る作業から行っていきました。
香箱真を合わせて確認しながら、少しずつ内側を削っていきます。
ブッシュに香箱真が入ることが確認できましたので、香箱を組み立て、その後輪列等のパーツも組み込んでいきます。
テンプまで組み込み、精度を確認していきます。
大きな乱れもなく、組み立てただけでも良い精度が保たれていました。
片振りを調整したあと、姿勢差を埋めていきます。
ヒゲピン上のパーツを調整してアオリ幅を狭めます。
ヒゲゼンマイはヒゲピンのほぼ真ん中を通ってましたので、今回は調整していません。
エタクロンだと調整の際にテンプの脱着の必要がないのでありがたいです。
調整後、文字盤下での精度になります。(+008s/d 0.1ms 251° )
ゼンマイを半分ほど解いた状態でもあまり精度に違いはありませんでした。
精度の確認が取れたところで、自動巻き機構を取り付けます。
動きに問題がないか確認するため、ローターも取り付けました。
自動巻き機構の裏表です。
ローターがどちらに回っても最終的に同じ回転方向になるよう、2つの切替車が同一方向の回転にして伝えてくれます。
表側に回り、文字盤側を組んでいきます。
ここから針取り付けになります。
ケーシングの際、一度リューズを抜いてからケースに入れ、またリューズを差し込むのですが
こちらの機械、リューズを抜く際に2段引き(時刻合わせ)の状態で引き抜かないと
差し込んでもつづみ車とかんぬきの位置がずれて元の正常な状態にならないことが多い機械のようです。
(基本は0段引きの状態で抜いています)
実際にリューズを戻しても日付の早送りしかできない状態になってしまったので、再度文字盤側を外して組み立てを行いました。
また日付の切り替わりタイミングが合わず、針取り付けでもつまづいています。
来週も続きを行っていきます。
よろしくお願いいたします。