シチズン自動巻 組み立て。

2023年6月11日

こんばんは、たまごです。
6月も2周目に入りまして、とうとう梅雨入りとなりました。

ようやくブッシュが完成いたしました。
ある程度まではさくさく切削をできますが最後の方になると削っては測り、削っては測りで慎重になっていきます。

注油の際の窪みも削り、穴もそのままではホゾに入らないため微調整しています。
ひとまず完成しましたので、組み立てていきます。

裏回りを組みます。
裏返しまして、テンプ側を組んでいきます。

真ん中の二番車を組み、受けを付けていきます。

輪列や切替車などを組みまして、一番受けを取り付けます。
ザラ回しをして歯車の回転を確認いたしまして、組立を進めていきます。

テンプまで組立が完了しました。
精度の調整に入っていきます。

大きな乱れなどはなく、順調に動いていました。
片振りと、歩度を調整していきます。

今回はヒゲもちが動くタイプの機械でしたので、テンプの脱着はせずに調整ができました。
ヒゲもちを動かすことでヒゲピンの当たる位置も変わりますので、合わせて歩度の調整もしていきます。

調整が完了しました。
写真に残せていませんが、片重りも調整いたしまして、縦の姿勢差も調整済みとなっております。

続いて、文字盤側にうつりまして、カレンダー機構を組んでいきます。

2段引きの際は日付、曜日の早送りを行います。

3段引きの際に時刻調整が可能です。
一番左側にある歯車の回転に伴ってツメが回転します。
ツメがカレンダーディスクのツメを回転させる際に日付・曜日が切り替わっていきます。

カレンダーディスクを取り付けました。
太陽のような歯車が曜日ディスクを送ってくれます。

曜日ディスクの裏側です。

文字盤・針を取り付けました。

このままケーシング作業にはいるところですが、一部ネジのゆるみと
秒針押し込みの際に止まりが見られたので、再度確認作業を行います。


また来週よろしくお願いいたします。

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Posted by TAMAGO